元・副会長のCinema Days

福岡県在住のオッサンです。映画の感想文を中心に、好き勝手なことを語っていきます。

プア・オーディオへの招待

「第22回九州ハイエンドオーディオフェア」リポート(その2)

当然のことながら、このイベントには日本の企業も参画している。まず興味を覚えたのがTechnicsのブースだ。言うまでもなく、家電大手であるPanasonicのオーディオブランドであるが、他の家電メーカーが軒並みオーディオ分野から撤退してい…

「第22回九州ハイエンドオーディオフェア」リポート(その1)

去る2025年4月4日から6日にかけて、福岡市博多区石城にある福岡国際会議場で開催された「第22回九州ハイエンドオーディオフェア」に行ってきた。前年は会場の事情で8月に実施されたが、本来このイベントは長らく3月から5月の連休の間に行なわれ…

「第21回九州ハイエンドオーディオフェア」リポート(その2)

アナログレコードの復権が顕著になってかなりの時間が経っているが、今回も各社から意欲的なレコードプレーヤーの提案が成されていた。その中で目立っていたのは、神奈川県茅ヶ崎市の精密切削加工部品のメーカーである由紀精密が発売したAP-01だ。定価…

「第21回九州ハイエンドオーディオフェア」リポート(その1)

去る2024年8月2日から4日にかけて、福岡市博多区石城にある福岡国際会議場で開催された「九州ハイエンドオーディオフェア」に行ってきた。例年このイベントは3月から5月の連休の間に実施されていたが、本年は会場がその時期に工事中だったとのこと…

北九州市のオーディオフェアに行ってみた。

去る11月10日から12日にかけて北九州市のJR小倉駅の近くにあるアジア太平洋インポートマートで開催された、第37回九州オーディオ&ビジュアルフェアに行ってみた。このイベントにはコロナ禍の前より何回も足を運んでいたが、思い起こせば近年は1…

“ポタフェス2023”に行ってきた。

去る9月10日(日)、福岡市中央区天神のアクロス福岡にて開催された“ポータブルオーディオフェスティバル(通称:ポタフェス)2023福岡”に行ってみた。このイベントはDAPやスマートホン等に繋ぐ小型の音響デバイス、主にヘッドフォンとイヤホン類…

「第20回九州ハイエンドオーディオフェア」リポート(その2)

オーディオシステムの音の方向性を最も大きく左右するのがスピーカーであることは論を待たないが、トールボーイ型などのフロアスタンディング・タイプと、ブックシェルフ型などのコンパクトなモデルは、果たしてどちらが良いのか、改めて考えてみた。・・・…

「第20回九州ハイエンドオーディオフェア」リポート(その1)

去る3月24日から26日にかけて、福岡市博多区石城にある福岡国際会議場で開催された「九州ハイエンドオーディオフェア」に行ってきた。今年は20回という節目であることもあり、コロナ禍で長らく実施していなかったオーディオ評論家の福田雅光の司会に…

音楽ストリーミングサービスの導入を検討してみる。

去る1月13日、音楽配信サイトe-onkyoの運営元であるXandrie(ザンドリエ) Japanは、2023年度後半にストリーミングサービスをフランス発のハイレゾ音楽配信キャリアQobuz(クーバス)へ移行することを発表した。実現すれば、…

北九州市のオーディオフェアに行ってきた。

去る11月25日から27日にかけて北九州市のJR小倉駅の近くにあるアジア太平洋インポートマートで開催された、第36回九州オーディオ&ビジュアルフェアに行ってみた。このイベントに足を運ぶのは(コロナ禍もあって)4年ぶりだったが、とりあえずは…

「第19回九州ハイエンドオーディオフェア」リポート(その2)

スコットランド中南部ラナークシャ―地域に本社を置くFYNE AUDIO社は、2017年創業の新興スピーカーメーカー。注目すべきはその開発スタッフの中に、元TANNOY社のチーフ・ディレクターがいることだ。英国TANNOY社のスピーカーといえ…

「第19回九州ハイエンドオーディオフェア」リポート(その1)

去る3月25日から27日にかけて、福岡市博多区石城にある福岡国際会議場で開催された「九州ハイエンドオーディオフェア」に行ってきた。昨年(2021年)に引き続きコロナ禍が完全に収束していない時期にも関わらず、あえて実施してくれたのは評価した…

NmodeのCDプレーヤーを購入した(その2)。

先日購入した新しいCDプレーヤー、NmodeのX-CD3は、音質は優秀ながら使い勝手に関しては留意点が少なくない。まず、前のアーティクルでも述べたが、バランス出力が無いことである。つまりはXLRケーブルが使えない。音質が良いと言われるバラ…

NmodeのCDプレーヤーを購入した(その1)。

保有していたCDプレーヤー、ROTELのRCD-1570は購入して7年以上になり、経年劣化の大きい回転メカとしてはさすがに動作に不安材料が出てくると思われたので、更改を決めた。しかし、ここで困ったことが発生。昨今のCD不況で、モデル数が極…

Paradigmのスピーカーを試聴した。

興味深いスピーカーを試聴することが出来たので、リポートしたい。82年設立の、カナダのトロントに本社を置くParadigm(パラダイム)社の製品は、以前より何回か高額クラスのモデルを聴く機会があり、そのクリアな音に感心していたが、実はローコ…

「第18回九州ハイエンドオーディオフェア」リポート(その2)

スピーカーに関してもいろいろと聴いてみたが、ここでは2つのブランドに絞ってコメントしたい。一つは英国KEF社の製品だ。同社のLS50といえば、創立50周年記念モデルとしてリリースされ、私も気に入って使用していた(残念ながら、転居の際に手放…

「第18回九州ハイエンドオーディオフェア」リポート(その1)

去る4月16日から18日にかけて、福岡市博多区石城にある福岡国際会議場で開催された「九州ハイエンドオーディオフェア」に行ってきた。昨年(2020年)はコロナ禍のためにこのイベントは中止になったのだが、現時点でまだコロナ禍は収束していないに…

オンキヨーが上場廃止。

去る2021年3月31日、経営再建中の音響機器メーカーのオンキヨーホームエンターテイメントは、同年7月末ごろに上場廃止となる見通しだと発表した。東京証券取引所が指定した年度末までに、債務超過を解消できなかったためだという。昨今のコロナ禍に…

Nmodeのアンプ、X-PM7MKIIを購入した(その2)。

先日購入した新しいアンプ、NmodeのX-PM7MKIIは、音質は優秀ながら機能は絞り込まれている。フロントパネルにあるツマミ類は電源スイッチを別にすれば、ボリュームと入力切替のみだ。トーンコントロールはもちろん、ヘッドフォン端子も無い。…

Nmodeのアンプ、X-PM7MKIIを購入した(その1)。

長年使っていたACCUPHASEのアンプがさすがに古くなったので、思い切って買い換えた。当初は同じACCUPHASE製で良いかと思っていたのだが、現行モデルは昔に比べて軒並み高くなっており、予算内で手に入る機種はそれまで使っていたモデルに…

Nmodeのアンプ、X-PM7MKIIを試聴した。

2008年設立の新興ブランドNmodeが今年(2019年)リリースしたプリメインアンプX-PM7MKIIを聴くことが出来たので、リポートしたい。前作のX-PM7も発売時に試聴したことがあり、かなり良い印象を持ったことを覚えている。あれから…

“ポタフェス”に行ってきた。

去る5月11日(土)、福岡市中央区天神の福岡天神センタービルにあるTKPガーデンシティにて開催された“ポータブルオーディオフェスティバル(通称:ポタフェス)2019福岡”に行ってみた。このイベントはDAPやパソコン、スマートホン等に繋ぐ小型…

パイオニアの凋落。

去る3月末、電機メーカーのパイオニアの東京証券取引所第1部で取引される株式が上場廃止となった。同社は出資を受ける香港ファンド“ベアリング・プライベート・エクイティ・アジア”の完全子会社となる。加えて、大量のリストラを予定しているとのことだ。 …

ラックが変われば、音も変わる。

転居したのを切っ掛けに、オーディオラックを買い換えた。とはいっても、以前使っていたものは見かけは大きくて立派だったが、側板は中はがらんどうのベニヤ仕立てで、表面は塩化ビニールシートを貼っただけの、極めて安っぽいものだった。しかも前面には大…

「第16回九州ハイエンドオーディオフェア」リポート(その2)

SPEC社の新型メインアンプRPA-MG1は、左右別々のモノラル形式でありながら、それぞれ電源部が別れており、一揃いで4台の筐体が並ぶことになる。さらに、実は片チャンネルに2系統のパワー部分が存在し、スピーカーとバイアンプで接続する場合の…

「第16回九州ハイエンドオーディオフェア」リポート(その1)

去る3月29日から31日にかけて、福岡市博多区石城にある福岡国際会議場で開催された「九州ハイエンドオーディオフェア」に行ってきた。まず目を引いたのは、YAMAHAの新しいアナログプレーヤーGT-5000である。 外観はかつてのベストセラー機…

初冬の北九州市のオーディオフェア。

去る11月30日から12月2日に北九州市のJR小倉駅の近くにあるアジア太平洋インポートマートで開催された、第32回九州オーディオ&ビジュアルフェアに足を運んでみた。もっとも、個人的にスケジュールが押していたのでフェア会場にいたのは3時間程…

ハードな素材のケーブルを試してみる。

久しぶりにオーディオシステム用のラインケーブル(CDプレーヤーとアンプとの接続用)を調達した。米国Belden社の線材89207を使用した製品である。本来89207は音響システム用ではなく、コンピューターのデータ伝送に使われる線材らしい。…

「第15回九州ハイエンドオーディオフェア」リポート(その2)

今回強く印象付けられるのは、大半のブースで使用されていた音源がネットワークプレーヤー等に格納されたデジタル音楽信号あるいはアナログレコードであったという点だ。つまり、CDは完全に“蚊帳の外”に置かれてしまったのである。 確かに、時代の流れで簡…

「第15回九州ハイエンドオーディオフェア」リポート(その1)

去る4月13日から15日にかけて、福岡市博多区石城にある福岡国際会議場で開催された「九州ハイエンドオーディオフェア」に行ってきた。今回は前回のように期日が多忙な年度末ではなかったこともあり、比較的ゆっくりと見ることが出来た。 展示物の中でま…