2023-12-01から1ヶ月間の記事一覧
性懲りも無く、2023年の個人的な映画ベストテンを勝手に発表したいと思う(^^;)。 日本映画の部 第一位 世界の終わりから 第二位 生きててごめんなさい 第三位 PERFECT DAYS 第四位 逃げきれた夢 第五位 アンダーカレント 第六位 ゴジラ-1.…
良く出来た映画で、感心してしまった。正直に言うと、監督がヴィム・ヴェンダースだということで観る前は若干の危惧があった。何しろ彼は傑作「ベルリン・天使の詩」(87年)を撮り終えてから現在まで、ロクなシャシンを作ってこなかったのだ。80年代に…
(原題:NAPOLEON)これは評価出来ない。とにかく何も描けていないのだ。こういう歴史上の超有名人物を取り上げる際は、史実を漫然と追うだけでは到底一本の映画としての枠に収まりきれない。もちろんテレビの大河ドラマか、または数本にわたってシリーズ物…
(原題:TILL)映画の内容はもとより、ここで取り上げられた史実の重大さに慄然としてしまう。恥ずかしながら私は本作で描かれた“エメット・ティル殺害事件”を知らなかった。そういえばボブ・ディランに“ザ・デス・オブ・エメット・ティル”というナンバーが…
(英題:SWITCH)ストーリーは完全に一昔前のスタイルで、開巻当初はこのベタな設定には正直“引いて”しまいそうだと危惧したが、実際はかなり丁寧に作りこまれており、結果として気分を良くして劇場を後にすることができた。主題やコンセプトがどうあれ、語…
惜しい出来だ。序盤のドラマの“掴み”は万全で、登場するキャラクターたちも濃い。ミステリアスなモチーフが次々と現われ、物語はどう着地していくのかと期待しながらスクリーンと対峙していたのだが、終盤が物足りない。これでは何も解決していないのではな…
(原題:MONA LISA AND THE BLOOD MOON)どこが良いのかさっぱり分からないが、なぜか世評は悪くない。つまりはオッサンである私の感性が、この新奇なニューウェイヴっぽい作劇に合わなかったのだろう(苦笑)。まあ、それ自体がケシカランと言うつもりはな…
元々はCMやテレビドラマのディレクターである30歳代の監督による作品なので、観る前は軽佻浮薄で底の浅いシャシンなのかという危惧もあったが、そうでもなかったので一先ず安心した。もっとも、正攻法の作劇ではなく多分に狂騒的なテイストもある。だが…
観終わってみれば、共感を覚えたのは男性恐怖症の女子大生に関する箇所のみ。あとは完全に絵空事の展開で、気分を悪くした。世評は高いようだが、リアリティが希薄な案件をデッチ上げて勝手に深刻ぶっているだけの、何ともやり切れないシャシンだと個人的に…
(原題:VOLEUSES)2023年11月よりNetflixより配信されたフランス製の活劇編。最初の10数分間はかなり良かった。主人公たちが殺傷能力のあるドローン群から逃れるため、バギーを駆って山道を猛スピードで走り抜けるシークエンスは、まるで「…
北野武は本作の企画立案と脚本の作成に約30年を費やしたというが、だいたい“構想○○年! 製作費○○億円!”という謳い文句を前面に押し出した映画って大したことがないケースが多い。要するに、それしかセールスポイントが無いってことだろう。たけし御大のこ…
(原題:WRITING WITH FIRE )今まで知ることも無かった事実を紹介してくれることがドキュメンタリー映画の特徴の一つだが、本作においてはその真実が殊の外重い。いや、本当は誰しもそのことに薄々気付いてはいるのだ。単にそれを直視せず、あるいは“仕方が…
(原題:DECIBEL )周囲の騒音が100デシベルを超えると爆発するというヤバい爆弾を仕込んだ犯人と、それを追う当局側の人間という、まるでヤン・デ・ボン監督の「スピード」(94年)のバリエーションみたいな御膳立てだと思ったら、設定がもう一捻りさ…
2020年作品。設定はとても面白い。ただし、映画としてはあまり面白くない。いくらでも観客を引きずり回すようなハナシに持って行けるはずなのに、平板な展開に終始。どうも作者が撮りたいものが、一般娯楽映画としてのルーティンと懸け離れているようだ…
(原題:THE MARVELS )マーベル・コミックのヒーローたちが活躍する、いわゆる“マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)”が末期的状況に入り込んだことを如実に示す一作。もっとも、そう思うのは私のようなアメコミの門外漢に限った話らしく、コア…
これは面白い。ただし観る前は“今さらゴジラでもないだろう”という思いが強かった。庵野秀明らの手による「シン・ゴジラ」(2016年)が評価を得ていて、ハリウッドでもゴジラ映画が作られている昨今、国内の映画でゴジラをまた登場させるには「シン・ゴ…
(原題:EN CORPS)挫折を経験したバレリーナが別のスタイルのダンスと出会って再起するという、過去にも何度か取り上げられたような御膳立ての映画だが、思いのほか訴求力が高い。ただし、各キャラクターの内面はさほど掘り下げられていない。中身よりも外…
実質的には東京都豊島区の“ご当地映画”であろう。だから話が紋切り型の教条的な流れになるのも仕方が無いと思われたが、これが一筋縄ではいかない構造を提示しており、感心するようなレベルに仕上がっている。体裁がどうあれ、練られた脚本と堅実な演出、そ…
2023年11月よりNetflixより配信されたミステリー編。いかにもお手軽な雰囲気の外観だが、中身も限りなくライト級だ。正直言って、決して安くはない入場料を払って映画館で鑑賞したならば大いに不満が出てくると思う。だが、テレビの(ちょっと…