2017-07-01から1ヶ月間の記事一覧
面白くない。一番の敗因は、漫才を題材にしているにも関わらず、肝心の漫才が少しも笑えないことだ。主人公達だけではなく、周りの芸人のネタも全然ウケない。本職の芸人もキャスティングされているのに、この体たらく。それはひとえに、ネタの内容の精査と…
(原題:Lola Rennt)98年ドイツ作品。上映時間が81分で、まさに“一発芸”みたいな映画だが、楽しめた。監督・脚本は当時は若手だったトム・ティクヴァで、後年の冗長な仕事ぶりとは異なるキレの良い演出を見せる。 午前11時4分、ベルリンに住むローラ…
(原題:我的特工爺爺)タイトルだけ見るとお手軽なアクション・コメディだと思われがちだが、中身はけっこうシリアス。そしてR15に指定されているように、エゲツない描写も目立つ。主人公の体格と同じように、観た後はずっしりと重みを感じてしまう一編…
昨年(2016年)ユネスコ無形文化遺産にも登録された福岡市の夏祭り、博多祇園山笠が今年も7月1日より15日まで開催された。例年通り市内14箇所に“飾り山”が設置されたが、その中で異彩を放っていたのが福岡市博多区の上川端商店街に設置された“八番…
(原題:All About Eve )1950年作品。その年のアカデミー賞において作品賞以下6部門に輝いた話題作だが、私は“午前十時の映画祭”にて今回初めてスクリーン上で接することが出来た。世評通り面白く興味深い映画で、いわゆる“芸能界の内幕もの”というジ…
デパート等では夏物バーゲンが行われる時期になってきた。毎度冷やかしのつもりで覗いてみるが、気が付くと数点のアイテムを買ってしまい、我ながら意志の弱さには呆れてしまう(苦笑)。 さて、池波正太郎の著書「映画を見ると得をする」の中に“映画を数多…
(原題:POWIDOKI)アンジェイ・ワイダ監督の遺作で、いかにもこの作家らしい題材が提示され、予想通りのストーリーが展開する。しかし、それは決してマンネリではない。それどころか、本作をはじめワイダが取り上げてきたテーマの今日性がますます強く印象…
明治40年に発表され、文学史のテキストには“自然主義の先駆けとなった記念碑的作品”とかいう紹介文が載っている著名な小説だ。当然のことながら、誰しも若い頃にチェックしておくべき書物だが、私が読んだのはつい最近である(笑)。100年以上前に書か…
(原題:HACKSAW RIDGE )戦場の残虐な描写を受け付けない観客を除けば、できるだけ幅広い層に観てもらいたい映画だ。戦争の真実を伝えるだけではなく、その切迫した状況においても自らの信念を貫いた主人公の孤高の人間性を過不足無く描き、大きな感銘をも…
(原題:El Viaje)92年作品。監督は「タンゴ ガルデルの亡命」(85年)「スール、その先は・・・愛」(88年)で知られるアルゼンチンの異能フェナンド・E・ソラナス。軍事政権に抵抗してアルゼンチン南部からペルーに逃れた父親を追って南米大陸を縦…
(原題:FORUSHANDE)アスガー・ファルハディ監督としては秀作「別離」(2011年)に続くアカデミー外国語映画賞受賞作だが、あまり出来は良くない。もっとも前作の「ある過去の行方」(2013年)も大した内容ではなかったのだが、あれは舞台が地元の…