元・副会長のCinema Days

福岡県在住のオッサンです。映画の感想文を中心に、好き勝手なことを語っていきます。

2024-09-01から1ヶ月間の記事一覧

「レベル・リッジ」

(原題:REBEL RIDGE )2024年9月よりNetflixから配信。設定だけ見ると、これはシルヴェスター・スタローン主演テッド・コッチェフ監督による「ランボー」(82年)と似た話だと思われがちだが、中身は違う。「ランボー」は帰還兵である主人公…

「きみの色」

これは面白くない。とにかくシナリオの出来が悪すぎる。そしてアニメーション技術も及第点には達していない。監督の山田尚子が2016年に手掛けた「映画 聲の形」は、食い足りない部分は多々あるものの、主人公の造型と卓越したアイデアが満載の映像処理に…

「ラストマイル」

取り敢えず最後まで退屈せずにスクリーンに向き合えたが、正直“こういう映画の作り方ってアリなのか?”という違和感を拭いきれない。確かにカネは掛かっているものの、これは地上波か配信でテレビ画面で鑑賞すべきシャシンではないかと思う。しかも、これが…

超絶リアリズム絵画展に行ってきた。

先日、福岡市博多区下川端町にある福岡市アジア美術館で開催されていた「ホキ美術館所蔵名品展 超絶リアリズム絵画」に行ってきた。ホキ美術館は千葉市にあり、写実絵画を専門とするミュージアムだ。その所有作品はすべて日本人の現代作家たちによるもので、…

「愛に乱暴」

実に胸糞が悪くなる映画だ。断っておくけど、この“胸糞”という言い方は最近は時に褒め言葉として使われるようなので、ここではそう表現させてもらった。とにかくインモラルなモチーフが釣瓶打ちで、ここまで追い込むかと半ば感心しながら鑑賞を終えた次第。…

「アグリーズ」

(原題:UGLIES)2024年9月よりNetflixから配信されたディストピアSF作品。ラストが尻切れトンボであり、これは明らかに続編の製作を前提に撮られたものだろう(もしもパート2以降の予定が無く、これで終わりならばシャレにならない)。とは…

「箱男」

安部公房による原作は読んでいないが、安部の他の著作は何冊か目を通したことがあり、その晦渋な作風は強く印象付けられた。たぶん「箱男」も、観念的・幻惑的な内容で映像化は困難な素材なのだろう。このネタに挑戦したのが“アクション派”の石井岳龍監督だ…

「全部ゲームのせい」

(原題:SPIELEABEND )2024年7月よりNetflixから配信されたドイツ作品。冒頭の明るいラブコメ的展開は、とてもドイツ映画とは思えない雰囲気なのだが(笑)、途中から筋書きが怪しくヒネたものになるに及び、やっぱりドイツらしさ(?)は確保…

「モンキーマン」

(原題:MONKEY MAN)大いに楽しめる熱血活劇編だ。もっとも、観る者を選ぶ。小綺麗でスマートな出で立ちのシャシンが好きな多くの“カタギの皆さん(謎 ^^;)”はまず受け付けないだろう。だが、私をはじめとするヒネた映画好きには、過去の有名作からの引用…

「集団左遷」

94年製作の、東映による社会派映画。こういう題材がそれまでなかったのが不思議で、遅まきながら作られたことは評価しよう。何より感心したのは、ドラマが浪花節的なお涙頂戴劇に走るのを必死になって阻止しようという、スタッフの努力が伝わってくること…

「ソウルの春」

(英題:12.12:THE DAY )韓国映画の好調ぶりを改めて確認できる一本だ。特に本作のような、近現代史にスポットを当てた大掛かりなシャシンでは、まさに正攻法のアプローチに徹して弛緩する箇所は見当たらない。これがもしも現時点で日本映画が似たようなネ…

「天守物語」

95年松竹作品。公開当時に“歌舞伎も知らず泉鏡花も読まない連中の場違いな批評なんて気にする必要はない”ということを、某雑誌で某評論家が書いていたようだが、こんなことを平気で言う者は映画を軽んじた能天気な御仁だったのだろう。歌舞伎も鏡花も知っ…

「フォールガイ」

(原題:THE FALL GUY)とても楽しめた。スタントマンを主人公に設定すると、当然のことながら映画の裏事情をネタとして採用しなければならない。だからストーリー作成に関するハードルは高いのだ。本作はそのあたりが上手く処理されていると同時に、アクシ…

「ザ・ユニオン」

(原題:THE UNION )2024年8月よりNetflixから配信。あまりにも脳天気なスパイ・アクションで、観ていて笑ってしまった。しかしながら主要キャストは有名どころを起用している。スタッフやキャストとしては、いわゆる“歩留まりが高い”仕事で、…

「ディヴォーション マイ・ベスト・ウィングマン」

(原題:DEVOTION)2023年1月よりNetflixから配信。アメリカ海軍初の黒人パイロットと、彼の僚友である白人パイロットとの友情を描く実録映画。これは出来れば映画館のスクリーンで観たかった。それだけ映像に訴求力がある。正直、作劇は上出来…

「ぼくの家族と祖国の戦争」

(原題:BEFRIELSEN)これはかなり厳しい映画だ。第二次大戦中のエピソードの一つを取り上げた実録物だが、それだけでも戦争の理不尽さをイヤというほど印象付けられる。特に、戦況とヒューマニズムの相克という価値観が揺れ動く事象を、ある一家の行動を中…

「ノン・ネゴシアブル ソレは譲れない!」

(原題:NON NEGOTIABLE)2024年7月よりNetflixから配信されたメキシコ製のサスペンス編。チャラい邦題とは裏腹に、けっこう骨のある作品だと思った。なおかつ、筋立て自体が陰惨にも残酷にもなっておらず、鑑賞後の印象は悪くない。また、この…

“鴨池ダイエー”が閉店。

2024年8月末をもって、鹿児島市鴨池2丁目にある大型商業施設“イオン鹿児島鴨池店”が閉店した。私は十代の頃に鹿児島市に何年か住んでいたことがあるが、この店に対しては個人的にちょっと思い入れがあり、今回営業を終えてしまったのは寂しさを感じる…