元・副会長のCinema Days

福岡県在住のオッサンです。映画の感想文を中心に、好き勝手なことを語っていきます。

2019-05-01から1ヶ月間の記事一覧

民主主義を破壊しているのは、野党である。

昨年(2018年)いわゆる“モリカケ問題”が勃発し、安倍政権は批判を受けた。そして今年には厚生労働省の統計不正があった。また閣僚の失言や強行採決も相次いでいる。普通に考えれば現政権の支持率は下降してもおかしくない状況だが、実際にはそうならな…

「ドント・ウォーリー」

(原題:DON'T WORRY,HE WON'T GET FAR ON FOOT)良い映画だと思う。単なる難病もの(兼お涙頂戴もの)ではなく、内面の深いところまで掘り下げ、観る者に普遍的な感慨をもたらす。キャストの頑張りも相まって、鑑賞後の満足感は高い。 オレゴン州ポートラン…

「薄化粧」

85年松竹作品。間違いなく日本を代表する俳優であった緒形拳の演技者としてのピークは、この頃だと思う。構成と筋書きがいささか荒っぽいドラマなから、高い求心力を獲得しているのは彼のはたらきによるところが大きい。観て損のない力作だ。 昭和23年、…

「ビューティフル・ボーイ」

(原題:BEAUTIFUL BOY )薬物依存症を扱っているわりには妙に小綺麗だ。もちろん、ヘヴィなネタを“軽く”描いてはいけないという決まりは無いのだが、そうすることによって何か別の興趣が醸し出されるわけでもない。主題の捉え方をもっと煮詰める必要があっ…

「サイレント・ボイス 愛を虹にのせて」

(原題:Amazing Grace and Chuck )87年作品。呆れるほどの御都合主義に貫かれた映画だ。しかし、観終わると感動してしまう。なぜなら、ここで描かれる“理想”の形は、正しいからだ。もちろん、あるべき姿ばかりを真正面から映しても芸が無い。だが、確信…

「シャザム!」

(原題:SHAZAM! )楽しめる。シャザムはDCコミックのヒーローとしては底抜けに明るい。しかも単なる脳天気な野郎ではなくナイーヴな屈託も併せ持っている。何よりこの“見た目は大人、中身は子供”という設定が効いていて、ゴリ押し気味なキャラクターにも…

“ポタフェス”に行ってきた。

去る5月11日(土)、福岡市中央区天神の福岡天神センタービルにあるTKPガーデンシティにて開催された“ポータブルオーディオフェスティバル(通称:ポタフェス)2019福岡”に行ってみた。このイベントはDAPやパソコン、スマートホン等に繋ぐ小型…

「ある日本の絵描き少年」

20分の短編アニメーションながら、アイデアがふんだんに投入されており、飽きさせない。しかもストーリーはシンプルながら奥深く、各キャラクターも“立って”いる。第40回ぴあフィルムフェスティバル・PFFアワード2018で準グランプリを受賞。各地…

「一文字拳 序章 最強カンフー少年対地獄の殺人空手使い」

66分の中編。技術的には万全とは言えず、ストーリーは大雑把で、各キャストの演技も拙い。しかし、スクリーン全体からは楽しそうな雰囲気は漂ってくる。そして何より、パワーがある。インディーズの映画としての存在価値は大いにあると思う。 山に籠もって…

「記者たち 衝撃と畏怖の真実」

(原題:SHOCK AND AWE )ロブ・ライナー監督作としては前回の「LBJ ケネディの意志を継いだ男」(2016年)よりも上質だ。もちろん、本作と同時期公開の「バイス」に比べれば大差を付けてリードする。やはり政治ネタを扱う場合は、正攻法が一番だ。「…

最近購入したCD(その36)。

今回は何と、現役の女性アイドルグループ三題(笑)。まず紹介したいのが、大阪出身の4人組PassCode(通称:パスコ)のメジャーレーベルでの2枚目のアルバム「CLARITY」である。 ロックをアイドルに歌わせるという方法論は、今さら珍しくも…

「荒野にて」

(原題:LEAN ON PETE)時代設定が分からないので、観ていてストレスが溜まる。当初は登場人物達は携帯電話を持たず、画面に出てくるテレビもブラウン管方式なので、てっきり80年代か90年代前半の話だと思っていた。ところが劇中で“90年代は良かった”…

「アフター・アワーズ」

(原題:AFTER HOURS )85年作品。マーティン・スコセッシ監督作としてはかなりの異色作だと思う。もしかするとキャストに名を連ねているチーチ&チョンのテイストが入っているのかもしれないが、観ていて面白いことは間違いない。ちなみにスコセッシは本…

「バイス」

(原題:VICE)前作「マネー・ショート 華麗なる大逆転」(2015年)ではその持ち味が文字通り“華麗に”決まったアダム・マッケイだが、本作では全体的に空回り。一向に面白くならず、鑑賞後の印象は芳しいものではない。要するにこれは、題材と手法とのア…

「フォード・フェアレーンの冒険」

(原題:THE ADVENTURES OF FORD FAIRLANE )90年作品。レニー・ハーリンといえば90年代にいくつも大作を手掛け、売れっ子の監督になったと思われたが、その後は目立った実績を上げていない。実を言えば、彼の真骨頂はメジャーになる前の諸作にあった。…

「マイ・ブックショップ」

(原題:LA LIBRERIA )舞台設定や時代背景の描写には惹かれるものはあるが、映画としてはパッとしない出来。とにかく題材に対する突っ込みが浅く、だからストーリーに覇気が無く、要領を得ないままエンドマークを迎える。斯様に作劇の芯が形成されていない…

「ロングウェイ・ホーム」

(原題:A LONG WAY HOME )81年作品。身を切られるような現実の惨さ、それに翻弄される主人公達、そしてその先に見える一筋の光明をも示し、実に訴求力の高い人間ドラマに仕上がっている(実話を題材にしている)。元々はテレビ映画として製作され、全米…