元・副会長のCinema Days

福岡県在住のオッサンです。映画の感想文を中心に、好き勝手なことを語っていきます。

2009-04-01から1ヶ月間の記事一覧

「ウォッチメン」

(原題:WATCHMEN)どうしようもない駄作だ。そもそも私は“ヒーローをダシに現実的な問題を語ろうとするシャシン”というのが大嫌いである。たかがヒーロー物のくせに、何を粋がっているのやら。ヒーロー物はヒーロー物らしく、単純明快な図式で脳天気に楽し…

「第6回九州ハイエンドオーディオフェア」リポート(その4)

このフェアにはホームシアターのデモも用意されている。前回までは120インチのスクリーンにDLPプロジェクターで映写するという方式がスタンダードだったが、今回のスクリーンは135インチに拡大している。それも多くのハリウッドの娯楽作品に採用さ…

「第6回九州ハイエンドオーディオフェア」リポート(その3)

各ブースでのスタッフでの説明に関しては、今回もやっぱり目立っていたのが広島のガレージメーカー、カイザーサウンドの主宰者だ。同社が展開するROSEN KRANZブランドの新型スピーカーを引っ提げての登場である。和紙を素材にしたフルレンジ・ユニ…

「第6回九州ハイエンドオーディオフェア」リポート(その2)

このイベントのもうひとつの目玉企画は、北九州市在住のジャズ好きのオーディオマニアの同好会による“北九州ジャズオーディオサミット”である。雑誌「ジャズ批評」と連動して、その年の優秀録音ディスクのベスト3の紹介と試聴を行う。前々回のフェアでも実…

「第6回九州ハイエンドオーディオフェア」リポート(その1)

去る4月17日(金)より19日(日)まで福岡市博多区石城町の福岡国際会議場で、昨年に引き続き開催された第6回の九州ハイエンドオーディオフェアに行ってきたのでリポートしたい。今回の売り物の一つは、オーディオ評論家の福田雅光による講演会である。…

「ザ・バンク 堕ちた巨像」

(原題:The International )なかなか楽しめる映画である。何より硬派なネタを扱っていながら、分かりやすい活劇編に仕上げている点が評価できる。違法行為を繰り返すドイツの国際的なメガバンクIBBCと、捜査に当たるインターポールのエージェントとの…

「トータル・リコール」

(原題:Total Recall)90年作品。原作がフィリップ・K・ディック、監督がポール・ヴァーホーヴェン、主演がアーノルド・シュワルツェネッガー、アメリカでは90年最高のヒットになったSF大作である。 毎夜、火星の夢を見る男=ダグ・クエイドは夢の世…

「トワイライト 初恋」

(原題:TWILIGHT)観ていて気分を害した。なぜなら、ヒロイン役のクリステン・スチュワートがまったく可愛くないからだ(激爆)。妙に顔が長く、おまけにアゴがしゃくれ気味。到底美少女とは呼べないルックスで、どうしてこんなのが画面の真ん中に鎮座して…

「栄光と狂気」

(原題:Rowing Through)96年日本=アメリカ=カナダ合作。“洋の東西を問わず、楽しく撮ったダメ映画を作家の映画として誉めるケースが最近、破廉恥なまでに増えている”。これは雑誌に載った原田眞人監督の製作手記にある一節だ。しかし残念ながら、楽し…

「フロスト×ニクソン」

(原題:FROST/NIXON )甘っちょろい映画だ。まず、本作の素材が77年にテレビで実際放送された歴史的インタビューだというのが大きな問題である。これがたとえば事実を元にしたノンフィクション小説ならばドラマとして映画化する意味があっただろう。とこ…

「夜がまた来る」

94年作品。石井隆の監督第6作。コアな映画ファンならば先刻御承知だが、劇画家でもある石井は“名美と村木の物語”をライフワークとしている。手掛けた映画は秀作もあれば凡作もあるが、この映画はかなりクォリティが高い。まさに快作だ。 潜入捜査中の麻薬…

「ロルナの祈り」

(原題:Le Silence de Lorna )さっぱり面白くない。「ロゼッタ」と「ある子供」でカンヌ国際映画祭の大賞を2回も獲得しているジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ監督(ダルデンヌ兄弟)の新作。今回はベルギーの国籍を取得するため麻薬中毒の青年と…

「霧の中の風景」

(原題:Topio Stin Omichli)88年ギリシア=フランス合作。幼い姉弟がまだ見ぬ父親を求めてギリシアからドイツまで旅するというロード・ムービー。監督は「旅芸人の記録」「アレクサンダー大王」で知られるテオ・アンゲロプロスだが、出来不出来の激しい…

「ワルキューレ」

(原題:Valkyrie)良くも悪くも“トムくんの映画”である。まず良いところを挙げると、展開が分かりやすいところだ。純粋な愛国心から、ヒトラーの暴走に反発していたトム・クルーズ扮するシュタウフェンベルク大佐が暗殺計画に手を染めてゆく過程が実に平易…

「制覇」

82年東映作品。それまで「日本の首領(ドン)」以来ヤクザ映画から4年ほど遠ざかっていた東映が満を持して放った大作だが、今ではこの作品の存在自体を覚えている人も少ないであろう。それだけ他のヤクザ映画と比較しても本作のヴォルテージは低いのだ。 …

「ホルテンさんのはじめての冒険」

(原題:O'Horten)さほど面白い映画ではない。理由は描写全般が“ぬるい”からである。主人公ホルテン(ボード・オーヴェ)は長年ノルウェー鉄道で運転士として働いてきた。定年で円満退社となるはずだったが、最後の勤務日の前夜に開かれた送別会終了後の“ト…

「ゴッドファーザー PARTIII」

(原題:The Godfather Part 3)90年作品。やはりフランシス・フォード・コッポラという監督は“「ゴッドファーザー」シリーズを生み出した作家”として映画史に残るのかもしれない。 前作で実の兄を殺さなければならなかったマイケル・コルレオーネ(アル・…

「フィッシュストーリー」

なかなか面白く観た。別々の時制によるエピソードが平行して展開する作劇になっているが、メインは70年代に活動した売れないパンクバンドの話である。伊坂幸太郎の原作は未読ながら、この作家の別の小説に接してみると音楽に対する造型が実に深いことが見…

「アラビアン・ナイト」

(原題:The Princess and the Cobbler)93年作品。「ピンク・パンサー」などで知られ、「ロジャー・ラビット」の作画監督もつとめたリチャード・ウィリアムスによる冒険アニメーション。おそらくは日本ではロードショー公開はされていない。私は第8回の…

「ベッドタイム・ストーリー」

(原題:BEDTIME STORIES )アダム・サンドラーの一人舞台みたいな映画である。大手ホテルに勤める主人公は、今は亡き彼の父親がこのホテルの創始者であるにもかかわらず、当人は下っ端の設備メンテナンス係。女にも無縁な冴えない独身男だ。そんな彼が姉の…

「301・302」

(原題:301・302)95年作品。韓国製のホラーは恐怖描写のツボが日本をはじめとする他国の観客とは違うのか、面白いものに出会ったことはほとんどない。しかし、本作は別格だ。高級マンションの向かい同士に住み始めた二人の女性。301号室の女は料理好…