2018-06-01から1ヶ月間の記事一覧
(原題:ALL THE MONEY IN THE WORLD)話自体は大して面白くないが、キャストの存在感により何とか最後まで見せきったという感じだ。リドリー・スコット監督としても、近年は凡作・駄作の連打であったが久々に“語るに足る映画”を手掛けたと言えよう。 73年…
(原題:PASSENGER 57)92年作品。確かこの作品は、地方ではスティーヴン・セガール主演の“アクション大作”「沈黙の戦艦」(92年)との同時上映で公開されているが、結果としてはセガール御大の俺様映画よりも数段楽しめた。しかも、上映時間が84分と…
(原題:PHANTOM THREAD)前半まではまあまあ面白いのだが、後半は完全に腰砕け。結果としては明らかな失敗作だ。これはひとえに、作者が各キャラクターの造型に失敗していることを示している。主演のダニエル・デイ=ルイスも、こんな作品を最後に“引退宣言…
(原題:ANGEL HEART )87年作品。ダークな雰囲気は捨て難いが、全体的にはピンと来ない部分が大きく、印象に残るシャシンとは言えない。アラン・パーカー監督作品は当たり外れが大きく、正直言って本作は“ハズレ”に分類されると思う。 1955年のブルッ…
(原題:LADY BIRD )あまりにも“普通の映画”なので面食らってしまった。ならば別に観なくても良い映画だとも言えるのだが、アカデミー賞にノミネートされ、他にもいくつかアワードを獲得しているのであえてチェックした次第。ただ、上映時間が1時間半程度…
芥川賞作家である中村文則の作品は、過去に「銃」と「掏摸<スリ>」を読んだことがあるが、大して印象にも残っていない(恥ずかしながら、今となってはストーリーさえ忘却の彼方だ ^^;)。それでも2014年に発表された本書は評判が良かったので、文庫化…
(原題:MOLLY'S GAME)食い足りない部分はあるが、とにかくジェシカ・チャステイン扮するヒロインの存在感が圧倒的で、それだけで入場料のモトを取った気にさせてくれる。これが実話を元にしているというのも驚きで、まさに世の中にはいろいろな生き方があ…
(原題:North Dallas Forty)79年作品。某大学のアメフト部の不祥事が最近話題になったが、そこで思い出したのがこの映画だ。NFLの内幕を描き、勝利至上主義に凝り固まったプロスポーツ界を告発する、なかなか骨のあるシャシンである。 テキサスのプロ…
(原題:THE FLORIDA PROJECT )正直なところ上映中は退屈で眠くて、何度も劇場を出ようと思った。しかし、ラストシーンで一気に目が覚める。劇中のダラダラとした展開は、すべてがこの幕切れの“伏線”であったと思えば合点がいく。こういう映画の作り方はい…
82年作品。この頃、日本映画界は若手監督の台頭により活況を呈していた。そんな中、長谷川和彦監督が中心となって気鋭の演出家が集結し“日本映画の殻を打ち破る!”という名目で結成された映画会社がディレクターズ・カンパニーである。本作はその第一弾と…
確かに、退屈しないで最後までスクリーンに対峙出来たが、現時点での本作の存在意義が認められず、釈然としない気分で劇場を後にした。よく見ればプロットも万全ではなく、高く評価する必要性も無い。要するに、題材とエクステリアが目立っていたというだけ…
(原題:WIND)92年作品。ついこの間まで、世界最大のヨットレース“アメリカズ・カップ”には防衛側が圧倒的に有利なルールが決められてあった。防衛側がヨットを日替りで何隻でも用意できるのに対し、挑戦者側はゲームに使う船は一隻に限定されており、そ…
ほとんど期待せず、時間潰しのために観たようなものだが、意外と楽しめる。昨今氾濫する漫画が原作の日本映画を逐一カバーしているわけではないので軽はずみなことは言えないが、たぶんその中では出来としては上位にランクされると思う。とにかく、上手くま…
93年東映作品。シシリアン・マフィアと手を組んだ香港の組織と、対立する台湾ヤクザ、それらに荷担する日本の暴力団などが暗躍する新宿を舞台に、ニューヨークからやってきた捜査官(ショー・コスギ)と外人部隊上がりのフリーの売人(役所広司)を中心に…
(原題:I, TONYA)誰一人として共感出来る人物が出てこないにも関わらず、映画自体は実に面白い。かつては大々的にマスコミに取り上げられ、ある意味“手垢にまみれた”感がある題材をあえて採用し、それを現代に通じる骨太な実録作品に仕立て上げた作者の求…
(原題:WHITE HEAT)1949年作品。題名通り、まさに画面から熱気が伝わってくるような高密度のギャング映画だ。この時代に斯様なハイ・ヴォルテージの作品が世に出ていたということは、当時のハリウッドにはよほど優秀な人材が溢れていたのだろう。 札付…
(原題:AVENGERS:INFINITY WAR )ある意味“衝撃的”とも言えるラストが話題になっているようだが、それ以前に、この手の映画としてはドラマ運びの破綻があまり見られずウェルメイドに徹している点が評価出来る。長い上映時間も気にならず、最後まで楽しめた。…
(原題:THE FUGITIVE)93年作品。ご存知往年のテレビ・シリーズの映画化で、ずいぶん前から企画はあったらしいが、結局5年間に15回もの改稿を余儀なくされ、ようやく完成にこぎつけた作品。そうまでして映画化しなきゃいけない題材かとは思うけど、「…