元・副会長のCinema Days

福岡県在住のオッサンです。映画の感想文を中心に、好き勝手なことを語っていきます。

2015-07-01から1ヶ月間の記事一覧

「リチャード・ニクソン暗殺を企てた男」

(原題:The Assassination of Richard Nixon)2004年作品。74年に旅客機を乗っ取ってホワイトハウスに激突させ、当時のニクソン大統領を暗殺しようとした未遂犯の実録映画。題材は面白いが、要領を得ない出来に終わっている。 44歳のサム・ビックは…

「ターミネーター:新起動/ジェニシス」

(原題:Terminator Genisys)話が滅茶苦茶だ。よくもまあ、こんな救いようもない欠陥品のシナリオを採用したものである。プロデューサーのオツムの程度が限りなく低かったのか、あるいは“裏の事情(?)”によりショボい脚本を使わざるを得なかったのかは知…

「タイムトラベラー きのうから来た恋人」

(原題:Blast from the Past )99年作品。期待しないで観たが、けっこう楽しめた。フレドリック・ブラウンの短編小説「ドーム」と似た設定ながら、本作はああいう暗くてシニカルな話ではない。また、これも共通する部分が多いと思われるジム・キャリー主…

「リアル鬼ごっこ」

呆れて笑ってしまった。先日観た「ラブ&ピース」に続く園子温監督の奇天烈劇場だが、あの映画に存在した感動ポイント(のようなもの)は今回皆無。徹底的に自身の下世話な嗜好のみで塗り固められた悪ノリ作品である。決して広く奨められるようなシャシンで…

「TAXi 2」

(原題:Taxi 2)2000年作品。リュック・ベッソン製作・脚本で大ヒットしたカー・アクションの続編。へなちょこだった前作と比べると、格段に楽しめる。1時間半という上映時間も含めて、観てトクをしたような気になる明朗娯楽編だ。 マルセイユのタクシ…

Nmodeの新型アンプを聴いてみた。

国内主要ガレージメーカーのひとつであるNmodeの新作アンプ、X-PM100を試聴することが出来た。駆動するスピーカーはDynaudio、プレーヤーはPS AUDIOの製品である。以前同社の下位モデルであるX-PM7に接したことがあり、その…

「雪の轍」

(原題:Kis Uykusu)インテリぶったオッサンが、延々とグチをこぼす映画。別にそれ自体がイケナイということではないが、セリフの扱い方には興趣が乏しく、映画として面白味が無い。これで3時間16分も引っ張ってもらっては、観る側にとっては辛いものが…

「EMMA」

(原題:SKYGGEN OF EMMA )88年デンマーク作品。子供をダシに使ったサスペンス編としてはリュック・ベッソン監督の「レオン」(94年)やジョン・カサヴェテス監督の「グロリア」(80年)などが挙げられるが、本編も小品ながら気の利いた出来だ。 19…

「予告犯」

決して上等な映画ではないのだが、とても重要なテーマを扱っているおかげで、最後まで飽きずに画面に対峙することが出来た。また、本作の内容と似たようなことがいつ起きるか分からない時勢であることが、より一層この映画の存在感を大きくしている。 頭から…

「レッド・バイオリン」

(原題:The Red Violin)98年カナダ作品。本作で第72回アカデミー賞作曲賞を獲得したジョン・コリリアーノの音楽は素晴らしい。とにかく官能的で目覚ましい美しさに溢れ、聴く者を恍惚とさせる求心力を発揮。それだけで入場料のモトは取った気になる。 …

「アリスのままで」

(原題:Still Alice )凡作だ。突っ込みが浅く、ストーリーはいい加減で、演出は冗長。わざわざ劇場に足を運ぶまでもなく、テレビ画面で(それも、ヒマな時に)接するのが相応しい。 ニューヨークのコロンビア大学で教鞭を執る言語学教授アリスは50歳。子…

「ワンダー・ボーイズ」

(原題:Wonder Boys )99年作品。カーティス・ハンソン監督が本作の前に撮った快作「L.A.コンフィデンシャル」の好調ぶりがここでも持続しているようで、一時たりとも退屈させない上出来のドラマに仕上げられている。 ペンシルヴェニア州の地方都市に…

「アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン」

(原題:Avengers Age of Ultron)前作に比べると大幅に落ちる内容。とにかく脚本がヒドい。あまりのいい加減さに途中退場したくなる。特殊効果やキャストのギャラにカネを注ぎ込むよりも、マトモなシナリオライターにそれなりの報酬を与えてちゃんとした筋…

「ノー・マンズ・ランド」

(原題:No Man's Land )2001年作品。舞台劇の雰囲気を持つ異色の戦争映画で、その年の米アカデミー賞外国語映画賞を獲得している。だが、3人の兵士が留まる塹壕を中心にしたキャラクター配置に幾分図式的なものを感じ、諸手を挙げては評価できない。 …

「きみはいい子」

とても良い映画だ。観る者によっては“話の中身が甘い”と感じるのかもしれないが、これは決して事態を悲観していない作者のポジティヴなスタンスが現れていると見るべきだろう。第37回モスクワ国際映画祭で最優秀アジア映画賞を受賞したが、もっと格上の映…

「エイミー」

(原題:Amy )97年オーストラリア映画。全く期待していなかったんでそこそこ観られたけど、特筆するような出来でもないと思う。ただ、昨年(2014年)に観た「メイジーの瞳」と似た設定でありながら、あの映画のようなドラスティックな割り切り方をし…

「ラブ&ピース」

園子温監督の奇天烈な作風を承知の上で臨まないと、珍妙な失敗作にしか見えないだろう。愛をテーマに往年の特撮怪獣映画の要素を取り入れつつ、実は「トイ・ストーリー」の日本版であったという、捻りを入れすぎたドラマツルギーを笑って許せるかどうかで、…

「ディープエンド・オブ・オーシャン」

(原題:The Deep End of the Ocean )99年作品。アメリカで頻発する幼児失踪事件の深刻さと、親をはじめとする関係者の苦悩を描き、けっこう見応えのある映画である。ジャクリーン・ミチャードの小説「青く深く沈んで」の映画化で、「トゥルー・クライム…

「マッドマックス 怒りのデス・ロード」

(原題:Mad Max Fury Road )どこが面白いのか分からない。脚本ダメ、映像ダメ、キャラクター設定ダメというこのシャシン、どこをどう見ても評価できるポイントは見つからない。褒め上げている評論家連中は、いったい何を考えているのやら。 前作「マッドマ…

「侍女の物語」

(原題:THE HANDMAID'S TALE )89年作品。快作「ブリキの太鼓」(79年)で一世を風靡したドイツの鬼才フォルカー・シュレンドルフがアメリカ資本を加えて作成したシャシンだが、どうもパッとしない。イマジネーションの枯渇が甚だしく、同監督は以後長…