元・副会長のCinema Days

福岡県在住のオッサンです。映画の感想文を中心に、好き勝手なことを語っていきます。

2017-03-18から1日間の記事一覧

「彼らが本気で編むときは、」

荻上直子の監督作は「かもめ食堂」(2006年)しか観ていないが、あの映画に対して覚えた違和感が本作にも横溢している。「かもめ食堂」の主人公は“母親が逝った時より猫が死んだ時の方が悲しかった”とモノローグで語るように、親との関係性を上手く構築…